見て頂きありがとうございます、モリタです。
勉強をしていて「チューリングマシン」の存在を知ったとき、初めは難しくてあまり理解できませんでした。
そんなときに上司の方から、それを開発したアラン・チューリングさんという方の人生を描いた映画がある。と教えて頂き観ることにしました。
「もっと早くこの映画と出会いたかった。」と思いました。素晴らしい作品です。
この記事では、「IT業界に携わるなら絶対見たい名作映画」というテーマでこの映画についてご紹介します。
- IT業界にチャレンジしたいと思っている方
- コンピュータに興味がある方
- 勉強をしたいという方
是非ご覧ください。
どんな作品?
- 「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」
- 2015年/モルテン・ティルドゥム監督
- 出演 ベネディクト・カンバーバッチ/キーラ・ナイトレイ他
詳細については省略し、簡単に作品についてご紹介します。
コンピュータの基礎を築いた天才数学者、アラン・チューリングさんという方の人生を描いている作品です。
彼は第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った世界最強の暗号「エニグマ」の解読に挑み、見事その偉業を成し遂げました。
彼の苦悩や葛藤、孤独を抱えながらも周りの人に助けられ成長していく姿、生き方を実話をもとにして描いています。
世界を救ってくれた天才数学者

アラン・チューリングさんという方がいなければ、現在の平和な暮らしも、こうしてコンピュータを使ってブログを書くこともできなかったかもしれません。
それくらい、たくさんの人、未来、いろいろな可能性を救ってくれた偉大な方です。
「この映画ともっと早く出会いたかった。」
見終わった後に、そう強く感じました。
そして、コンピュータの素晴らしさを知りました。
彼はその技術を用いて戦争終結に大きく貢献し、多くの人々の命を救ってくれたのです。
何度も挑戦し、不可能と思われていた難題を見事に解く姿。
その姿に感動し、「自分ももっと本気で生きよう。」と思わせてくれる作品です。
アランとジョン・クラークの関係性に胸がしめつけられる
若干内容紹介になってしまいますが、作中にジョン・エリザベス・クラークという女性の人物が出てきます。(パイレーツ・オブ・カリビアンのエリザベス・スワン役でおなじみのキーラ・ナイトレイさんが演じています。)
作品を見るたのしみを奪わないため、深くは書きませんがアランとジョンの関係に胸がしめつけられます。
最後のシーンは涙がとまりません。
監督の構成が非常に上手で感動する作品になっていると思いました。
アランの成長、助け合いながら生きていく姿、など細かい部分まで人物像がしっかりと描かれています。
誰かと協力して問題を解決したときの喜び

「人は決して1人では生きられない」
「誰かと協力してはじめて、難題を解くことができる」
そんなメッセージが込められているように感じました。
後半で、遂にエニグマを解読する瞬間のシーンは非常に胸が高鳴り、一緒に挑戦してきたかのような感覚になります。
孤独で変わり者として描かれるアランですが、そんな彼も問題と向き合いながら変化し、成長していきます。
IT業界こそ、コミュニケーションが非常に重要となる。
とよく言われますが、その通りであるとこの映画を見て思いました。
彼らがブレッチリー・パークで暗号解読に挑戦し続けるシーン。互いに支え合いながら困難を乗り越えて1つの答えにたどり着く描写。
ものづくりをする上で、解決策を見つけ出す上で欠かせない大切なことを教わりました。
物語が進むにつれ、アランがコミュニケーションは上手ではないけれど、周りのひとを大切にしたいと思っていることがよく伝わりました。
それから、彼は発明した機械の名前を「クリストファー」と名付けています。これもストーリーの楽しみを奪いたくないので詳しくはかけませんが、最後のシーンで、名付けた理由とその背景に涙が止まりません。
アラン役のベネディクト・カンバーバッチさんの演技がぐっときます。
この作品と出会えて良かったと感じる2時間

「この映画と出会うことができて良かった」
そう思える作品です。終わった後しばらく動けませんでした。
この映画を見ていた2時間。とても素敵な時間を過ごすことができ、
人生をより本気で生きよう。と思える良い一日になりました。
実話をもとにした脚本、構成、演じている方の演技、監督のアランに対する尊敬と強い思い。
いろいろな要素が重なって、最高であると思えた作品です。
アランと、彼の友達、そしてジョンのセリフに感動しエネルギーをもらいました。
時として 誰も想像しないような人物が
想像できない偉業を成し遂げる
この作品をみて、探求心を絶やさずに、目の前のことに没頭して挑戦し続けたいと思いました。
もしこの先、行き詰ってしまったり、辛いことがあったとしても、この作品を見て乗り越えようと思います。必ずまた見たいと思う大切な作品です。
まとめ
タイトルで、IT業界とは書いていますが、今の時代コンピュータに関わらずに生きることはないと思います。
多かれ少なかれ、誰もが生活の中でコンピュータに助けられているはずです。
今の時代を支えてくれているすべての始まりに、アラン・チューリングさんという存在がいたこと。
この映画のような出来事、歴史的背景があったこと。
多くの人々の挑戦と努力、発明により、今の時代で幸せに生きていられるのだと感じました。
IT業界に関わらず、すべての人におすすめできる作品です。(※タイトルと趣旨がぶれてしまいすみません。それくらい良い作品でした。)
興味のある方は是非ご覧ください。
読んで頂きありがとうございました。また是非お立ち寄りください。