【バンドを辞めて就職しようか悩んでいるあなたへ】昔の自分に伝えたいこと

Reflections

見ていただきありがとうございます、えむです。

この記事では、バンドを辞めて就職しようか悩んでいる方向けに、「こういう考え方もあるよ。」という一例を書いています。

  • 最近、あまりバンドに集中できない
  • 就職しようか悩んでいる
  • 中途半端な自分の現状を変えたい

私も以前、就職しようかどうかで迷っていました。同じ悩みをお持ちの方にとって参考の一つとして読んで頂けたら嬉しいです。

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簡易的な経緯

  • 大学進学と同時にバンド活動スタート
  • 大学4年生の春、就職活動をしていたが最終的に内定を辞退。アルバイト先の焼き鳥屋さんでそのままフリーターバンドマンになる
  • 直後にバンドが活動休止。半年間ギターを触らず、だらだらと過ごす
  • 先輩のバンドから誘われギター再開
  • その後、友達のバンドからも誘われバンド2つやっている状態
  • 休止していたバンドも再開。一時バンド3つになる
  • その後、就職に伴い、友達のバンドからは脱退
  • コロナなどもあり、スローペースにバンド継続中

簡易的な経緯をまとめると、上記のような感じです。現在はエンジニアとして働きながら、たまにバンドもやっています。

学生時代やフリーターバンドマン時代と比べると、そこまでバンドメインな生活はしておりません。

「25歳まではどんな生き方しても大丈夫」をあらゆる人から聞き内定辞退

大学4年生の頃、就職するかどうかでだいぶ悩みました。ちょうど、その年の夏にリリースツアーがあり、月の半分以上はバンド活動に費やしていました。

正社員になって週5日勤務となると、そのペースでのバンド活動は厳しいと思っておりました。

メンバーは大学院へ進学することが決まっていたので、メンバーが就職するのは早くても2年後。

その間バンド優先の生活をすれば、もっとバンドで進んでいけると考えていました。

打ち上げのたびにいろんな先輩方と相談していたのですが、「25歳までは何やっても大丈夫。」という言葉をあらゆる人から聞きました。

なぜ25歳なのか。その理由は人それぞれあると思うのですが、「既卒3年以内は新卒扱いしてもらえる場合が多い。」というのが大きな理由の一つであると思います。

(実際私も、現在の会社は新卒として入社することができました。)

その当時の私は、「そっか。25歳までは自由なのか。」と根拠のない安心感を抱き、最終的に頂いていた内定は全部断りました。

大学の教授や大人の方からは、「え、就職してもバンドはできるんじゃない?」とアドバイスをいただきましたが、あまり自分が就職するイメージもわかなかったし、その当時は正社員になりたいという気持ちがなかったので、就職しない決断をしました。

今振り返ると、もう少し学生気分でいたいという思いもあったのだと思います。

  • 自由な時間が多い方が良い
  • ルームシェア生活を楽しみたい
  • まだ、バンドをやりきったと思えていない

その当時、メンバーとルームシェアをしていてとても楽しかったので、もう少しその自由な生活を続けたいと思っていました。それから、「よし、思う存分やりきった。次へ進もう。」という気持ちにはなっていなかったので、バンド最優先の生活で思う存分やりきってから次に進みたいと思いました。

バンドが最優先でなければ就職してもバンド活動は可能

その後バンドは活動休止となり、大学卒業と同時にフリーターとなりました。

その当時は、何の目的もなく、ただただ最低限のバイトをするだけの生活をしていました。

でも、この時間があったおかげでだいぶ心に余裕ができ、バンド以外の様々なことにも興味がわいてきたので良い経験でした。人生の夏休みだったと思っています。

それから先輩や友達に誘われ再びギターを弾き始めますが、フリーター生活は2年と2か月で終了しました。

  • ルームシェア生活が終わり、これからのことをいろいろ考えるようになった
  • バンドだけではなく、他のことにも時間を使いたい
  • 脱毛行きたい

フリーター生活を終えようと思った一番の理由は、これからのことを考えた時に、生活を変えたいと思ったからです。

それまではルームシェア生活をしていたので経済的な負担も少なく、まだまだ学生気分でいました。

20代後半になって、20代の時間をバンド以外のいろいろなことにも使いたいとも思うようになりました。

(余談ですが、もともとあまり髭は伸びない方だったのですが、24歳あたりから髭の伸びるスピードが速くなったような気がして嫌だったので脱毛にいきたくなりました。)

「バンドをやめたい。」というよりかは、「バンドの優先順位が変わった。」という表現の方が近いです。

そういった心境の変化があり就職しました。

就職してからも、先輩から誘っていただいたバンドは続けています。

月1~2回のペースでライブがありますが、有休や休みを使って十分バンド活動はできます。

まわりでも、就職してもバンドを続けている友達は多いです。

就職してもバンドはできるので大丈夫です。ただし、バンド最優先というわけにはいかないこともあります。

バンド最優先で、ライブや制作、スタジオなど月の半分以上をバンド活動に使いたい場合は正社員だと厳しいことが多いかもしれません

バンドが辛かったら辞めても大丈夫

就職する際、友達から誘ってもらったバンドは脱退することにしました。

一番の理由は、温度の違う状態でバンド活動を続けていてもお互い辛い気持ちになってしまうからです。

あるメンバーはどんどんバンドで進みたいと思っているのに、あるメンバーはバンドの優先度が低く消極的。そういう状態が続いてしまうのは良くないと思いました。

もし、バンドに対してポジティブになれない状態が続き悩んでいる方は、辞めるというのも一つの進路であると私は思います。

ただし、誠実に向き合い、話し合いをすることが大切です。

一度は意気投合し、ともに音楽を作ってきた仲間なので、相手や、バンドに対するリスペクトの気持ちをもって話し合いをした方が良いと思います。

しっかりと話し合い、お互いが納得した上での結論であれば、それぞれがより良い方向へと進んでいけるはずです。

音楽が好きだという気持ちが少しでも残っているなら、その気持ちは持ったままで大丈夫

私の場合は就職してもバンドを続けているし、曲作りに関してはバンドマン時代以上に捗っていますが、人によっては音楽活動を一旦終える方もいるかもしれません。

それでも、音楽が好きという気持ちが少しでも残っているなら、その気持ちは持ったままの方が良いです。

何かを好きということはそれだけでとっても素晴らしいことだと思うし、人生に寄り添い、支えとなってくれる大切なものです。

仕事に慣れ、気持ちに余裕がでてきたらまたバンドがやりたくなるかもしれないし、新たな音楽活動を始めたくなる時が来るかもしれません。

素敵な音楽と出会えるかもしれないし、作れるかもしれません。好きな曲が今まで以上に好きになるかもしれません。年を重ね、新しい発見があるかもしれないし、より深い聴き方ができるかもしれません。

人それぞれの自由ですが、音楽が大好きという気持ちは大切にした方が良いと思います。

バンドは楽しいから続けている

学生時代、フリーター時代、そして会社員になった今もバンドは続けています。

その理由は、バンドは楽しいからです。

活動内容や、自分の向き合い方はいろいろ変化がありましたが、結局は一番最初に感じた、「バンドって楽しい。」という思いがあるから、バンドを続けているのだと思います。

自分の頭の中では創造できない曲が生まれることがあったり、心がすーっと晴れて、もう何があってもどうでもいいと思えるくらい全部出し尽くせるライブができたり。

遠征でいろんな地域の、音楽が好きな人たちと会えたり、メンバーとたくさん遊んだり。

打ち上げが終わってもまだ遊び足りなくて、公園のベンチで夜通し語り合ったり。

朝まで眠れなくて、朝と夜の境目を見ながら、The Birthdayの爪痕を聴いてエモい気持ちになったり。

一生懸命作った曲を「とってもいい曲だったよ。目覚ましにしてる」と、誰かの生活の一部にしてもらえたり。

まるで週刊少年ジャンプのような、そんな瞬間が、バンドを続けているとあったりします。

まとめ

バンドを続けていなかったら出会えなかった人やわからなかったこと、作れなかった曲がたくさんあります。

もし今、就職のためにバンドを辞めようか悩んでいる方がいるなら、辞めなくても大丈夫です。

もしかしたら、バンドの状況によっては温度差がでてきてしまいやめる選択をする必要がある場合もあります。

それでも、音楽が好きな気持ちがあるなら、その気持ちを持ち続けた方が良いし、また新たな形でバンド活動、あるいは音楽活動を続けた方が良いです。

私の場合はバンドが活動休止した後、ありがたいことに先輩や友達から誘っていただき、バンドを続けることができました。そしてそのあと、活動休止していたバンドで再びライブをすることができました。

もしあの時、誘っていただいていなかったら、バンドも音楽も辞めていたかもしれません。

いろんな方の支えがあり、今までのすべてがつながって、バンドを続けてくることができました。

その人の状況や気持ちによって、活動頻度や優先順位は変わってしまうこともあるかもしれませんが、就職してもバンド活動、音楽は続けられます。

バンドが楽しいと思うなら続けて大丈夫だし、音楽が好きならば好きなままで大丈夫です。

読んでいただきありがとうございました、また是非お立ち寄りください。

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