見ていただきありがとうございます、えむです。
この記事では、「もしあの時こうしていたら」と存在しない可能性ばかり考えてしまうことや、止まらない思考のループから抜け出すヒントについて書いています。
手に入らないと分かっているのに「もしも」を追いかけてしまったり、理想と現実のギャップに苦しんで空虚さを覚えたり。
そんな経験はありませんか?
- 「あの時の選択を悔やんでばかりで、頭の中が休まる暇がない」
- 「今の自分を変えたいのに、存在しない可能性ばかり考えてしまって動けない」
今回は、止まらない思考を無理に抑えつけず、不完全なままの今の自分を優しく受け入れる方法について書いてみます。
「もしも(if)」を追いかけて疲れてしまうあなたへ
手に入らないと分かっていても「もしも」を考えてしまう理由
ふとした瞬間に「もし別の道を選んでいたら」「もしあの時違う行動をしていたら」と、存在しないパラレルワールドをぐるぐると妄想してしまうことがありますよね。
頭では「今更考えても意味がない」「戻れるはずがない」と十分すぎるほど理解しているのに、心が勝手に「もしも」を求め続けてしまう。
この止まらない思考のループは、あなたが愚かだからでも、過去に執着する弱い人間だからでもありません。
現実の忙しさやプレッシャーに心が疲れ果てたとき、脳が「ここではないどこかにある理想」へ避難することで、なんとか自分を守ろうとしている防衛反応なのです。
「もしも」を考えてしまうのは、心が限界を迎えていて「今の現実から少しだけ逃げ場を作りたい」と願っている切実なサインでもあります。
意味がないと分かっていても考えてしまう自分を、どうか責めないでいてあげてくださいね。
「今の自分を変えたい」という焦りが生む空虚さ
妄想の中で完璧な「もしもの自分」を描けば描くほど、現実の不完全な自分とのギャップが浮き彫りになっていきます。
「本当はもっと違う人生があったはずなのに」「今の自分はダメだ」と自分を責め、「今の自分を変えなければ」という焦りがどんどん強くなっていく。
しかし、存在しない理想を追いかけ続ける作業は、まるで掴めない幻を追いかけて暗闇を走り続けるようなものです。
走れば走るほどエネルギーは枯渇し、手元には強い疲労感と、ポッカリと空いた「空虚さ」だけが残ってしまいます。
今の自分を変えようと必死に力むことこそが、かえってあなたを「今の自分は不十分だ」という悲しい自己否定の檻に閉じ込めてしまっているのです。
止まらない「もしも」の手放し方と、今の自分を受け入れるヒント
「if」を考える思考のクセを否定せず、ただ客観的に眺める
ぐるぐると回る「もしも」の思考を無理にストップさせようと抗うと、脳はそのテーマに余計に執着してしまいます。
大切なのは、思考を消し去ることではなく、「あ、また頭の中で『もしも』の旅が始まったな」と一段上から客観的に眺めてあげることです。
暴走する思考を止めようと戦うのをやめ、「また始まったな、よしよし」と心の中でそっとラベルを貼って放置してみましょう。
思考は波のようなものであり、無理に抑え込破なければ、やがて静かに引いていく性質を持っています。
「妄想してしまう自分」を否定せずにただそのままにしておくことで、頭の中に少しずつ静かな余白が戻ってきます。
自分を劇的に「変える」のではなく、不完全な今の自分と同居する
「今の自分を変えたい」という強い焦りを覚えたときこそ、自分を変えようとする大きなエネルギーを一度そっと下ろしてみませんか。
劇的な変化を目指すのではなく、「不器用で、迷ってばかりの今の自分のまま、今日という日を淡々とやり過ごす」ことを目標にするのです。
理想の自分にならなくても、過去の選択を悔やんでしまう不完全な状態のままでも、あなたは今日をちゃんと生きています。
自分を変えることではなく、「こんな不器用な自分と一緒に生きていこう」と腹を括ることが、本当の意味での自己肯定につながります。
理想の姿になれなくても、そのままのあなたで今日を過ごしていいのだと、自分に許しを与えてあげてください。
存在しない世界から、今目の前にある「確かな感覚」に触れる
頭の中の無限の「もしも」に呑み込まれそうになったら、意識を頭の中から「物理的な体」へと連れ戻してあげましょう。
今目の前にある確かな現実に触れることで、存在しない世界へ逃避していた意識を安全に現実へ着地させることができます。
ゆっくりと深呼吸をして、自分の胸が上下する感覚や、肌に触れる衣服の質感に意識を集中させてみるのです。
物理的な感覚に意識を向けることで、暴走していた心が落ち着き、穏やかな静けさを取り戻すことができます。
おわりに
「あの時違う選択をしていたら」と考えてしまうのは、あなたがそれだけ過去の選択に真剣に向き合い、自分の人生を良くしたいと願ってきたからです。
けれど、あなたがこれまでに選んできたどの道も決して間違いではありませんし、遠回りをしたからこそ出会えた優しさや深みが必ずあります。
過去の「もしも」に縛られる必要も、無理に理想の自分に変わろうとする必要も最初からありません。
不器用で、時に迷いながらも今日を懸命に生きている今のあなたこそが、何よりも愛おしく尊い存在なのです。
読んでいただきありがとうございました。


